暮らし方

【共働き先進国】フランスから学ぶ理想的な生き方について

こんにちは。tomoです。
今日は、海外における共働き生活について書こうと思います。

皆さんの中には、「日本は共働きに対する意識、制度が他の先進国よりはるかに遅れている」と思われる方も多いのではないでしょうか。私も「なんとなくそうかな?」と思っていたのですが、本当のところは分からないため調べてみました。第一回の今日は、共働き先進国フランスについてです。

共働き文化が世界で最も定着している国 フランス


「男性は働く妻を尊重。朝は誰よりも早起きしてバケットを購入。朝食を用意し皆を起こしてくれる。家事と育児に非常に積極的。」なんて話がよく語られるフランス。男性の共家事意識は非常に高いようです。
数字面では、女性の就業率は85%。働く母親は当たり前。子供手当のような金銭的支援もあり、3歳以上の保育率は100%。出生率は近年回復。仕事は夫婦ともに定時で終了が当たり前。女性は出産後、元の所属先へ戻れることが法律で規定。

・・理想の共働き国家ですね。しかし、細かいところを見ていくと、それだけではないようです。

すべての男性が家事に積極的というわけではない

ホレみたことかっ!!・・すみません(^^;
家事の分担は、国を問わない永遠のテーマです。それは共働き先進国であるフランスでも変わらないようです。しかし、男性が家事に積極的な文化が根付いているのは確かと思われます。日本男子も見習う必要がありますね。

2歳までの保育園入園率は4割程度

先ほど、3歳以上の保育率100%と書きました。それは、3歳から公的教育として全員幼稚園に入るからです。そして、延長保育もほぼ整備されているとのこと。子供が3歳になれば、自動的に仕事復帰が可能な仕組みとなっています。羨ましいですね。
一方、0~2歳児については保育園入園率が4割。入れない場合はベビーシッターを利用するか、育休3年をフルに活用するか、のようです。思っていたより厳しいですね。

仕事は成果主義が根強い

日本では、育休を取り職場復帰した場合、女性は時間的なハンデをずっと背負うことが多いです。一方、フランスは日本より「成果主義」が強い文化です。成果に、性別は関係ありません。よって、産休&育休を取ったことにより不当に扱われるといった事案は日本より少ないと言えます。ここは見習わなければなりませんね。しかし、仕事から一時期離れた女性はスキルアップが遅れてしまうことも多いようです。これも永遠の課題ですね。
日本は、早くメンバーシップ雇用からジョブ型雇用へとシフトすることで、評価を成果主義に移行し、女性へ仕事のやりがいを提供していくべきです。

フランスにおける食事の考え方

フランスでは、平日の食事は非常に質素です。朝はバケット(フランスパン)とコーヒーまたはショコラのみ。昼食は適当なサンドイッチ。夜は野菜をミキサーしたスープとバケット、などです。これなら炊事が楽ですね。日本人は、「一汁三菜」を気にしすぎなところがありますので、少しはラクをしても良いと思います。
一方、週末は、朝からマルシェへ行き食材を調達し、自宅で豪華な料理を楽しむそうです。フランスには外食の文化はありません。昼食はワインと共にゆっくり17時まで楽しみます。平日とメリハリが効いていますね。日本人は外食文化が根強いですが、フランスのやり方は、コストを下げて美味しいものを食べることができ、合理的です。

フランスにおける育児の考え方

日本のような母乳信奉はありません。早い段階より粉ミルク等を使うため、店に置いてある商品の種類は豊富です。また、日本では当たり前の「寝かしつけ」文化はありません。生後数週間で赤ちゃんは個室で一人で寝ます。「突然死とか心配じゃないの?!」とつい思ってしまいますが、それが普通とのことです。日本の文化である「川の字」を否定されると、価値観が変わりますね。(私は息子を抱きしめて寝るのが大好きですがw)

理想の共働き生活とは


共働き先進国フランスの例を見て、日本における共働き生活がどうあるべきかを考えてみます。あくまで私の案ですが、まとめてみました。

理想の共働き生活(案)

①男性も育児家事をするものとし、その比率は各家庭でしっかり決める。
②食事は必要最低限。品数を増やさない。
③保育園入園率上昇、ベビーシッター文化の普及、幼稚園延長保育標準化。
④子育てで頑張りすぎない。
⑤職場復帰の法的保証、ジョブ型雇用の推進。

③と⑤は、社会の変革が必要ですね。日本も少しずつ改善してきているものの、まだまだ余地があります。一方、①、②、④は自分で変えることが可能です。日々の負担を減らす努力が大事、ということですね。お互いがんばって活きましょう!